【2022年決定版】カメラマンが本気でおすすめする初心者向けカメラ

迷ったらこれ!

記事を読み進めるのが面倒かと思いますので、記事の前にこれなら間違いない!というカメラを4つほど上げておきます。

もしその根拠が気になる人は、以下を読んでくださると嬉しいです。

SONY α6100

個人的に一番オススメなのがSONY

一般の人にはカメラメーカーとして認知度が低いですが、近年はBIG3(SONY, Canon, Fujifilm)に数え上げられるくらいです。

もちろん僕もSONYを使ってます。動画機能・フォーカス, 連射が速い・上位機種にステップアップしやすい、などなどイチオシのメーカーです。

Fujifilm X-S10

FUJIFILM X-S10 | Cameras | 富士フイルム Xシリーズ & GFX
富士フイルムのデジタルミラーレスカメラ「Xシリーズ」・中判デジタルカメラ「GFX」の総合サイト。製品情報や開発秘話、プロ写真家が撮った写真や映像を紹介します。

気軽に人とは違う写真が撮りたい!!という方には富士フィルムがオススメ!「フィルムシュミレーション」という機能が本当に優秀で、簡単な設定だけで『エモい』写真が撮れます!

僕は基本的にSONYで撮影→パソコンにデータを移して加工しているのですが、最近サブ機として富士フィルムを購入しました!ノー加工でめちゃくちゃいい写真が撮れるんです!!

小さくて意味のあるカメラ Fujifilm X-E4 レビュー
普段はSONYユーザー(α7 Ⅲ)なのですが、ここ数年ずっとサブカメラが欲しくって物色していました。今回『小さくて意味のある』カメラが手に入ったので所感を綴ろうと思います。

Canon EOS Kiss M2

キヤノン:EOS Kiss M2|概要
ミラーレスカメラEOS Kiss M2の概要をご紹介しているページです。

カメラ界の王者Canon。上記2メーカーを知らない人でも、キヤノンの名前を聞いたことない人はいないでしょう。

やはり王者なだけあって間違いない性能とコスパです。ただ個人的に心配なのがEOS Mシリーズが数年以内に廃止されるという噂。写真を長く続けたい人にとってはちょっと手を出しづらいですね。

あとCanonはシリーズが沢山ありすぎて、同じCanonのレンズでも機種によって使えないのが初見殺しですね・・。

Nikon Z50

Z 50-概要 | ミラーレスカメラ | ニコンイメージング
ニコンのDXフォーマットミラーレスカメラ「Z 50」の製品ページ。カメラ、レンズ、アクセサリーなどの製品特長、主な仕様、撮影サンプル、関連製品に関する情報も。

本格的にミラーレスに参戦したのが一番遅いのがNikonです。(ニコワンは忘れて差し上げろ)

その分、完成度の高い機種が多いです。Nikonは昔から”渋い”メーカーでしたが最近はこのZ50と兄弟機Zfcなどレトロキュートな機種も発売してます。

タフに使いたい、でも見た目の可愛さも優先したい!という方にオススメだと思います。

はじめに

写真家で、医師で、趣味プログラマの人間です。

写真に関しては、地方のコンテストも合わせると数え切れないくらい優勝しています。美少女図鑑2021の地方大会のカメラマンをしたり。ちなみに私が撮影した「白石花恋」さんがその年の全国大会優勝を飾りました。嬉しい。

まず前提として

予算は10万円

どうしても予算が無いという方は、5万円でなんとか買うこともできます。見極めが必要ですが中古市場(メルカリなど)で買うと新品10万円分が、5万前後でも充分揃うと思います。

個人的には予算は10万円必要だと思ってます。理由としては最新のiPhoneが10万円ほどするからです。iPhoneの性能が良すぎて、古い5万円以内のカメラだと手持ちのiPhoneのほうが性能良く見えたりします。

あとどうせカメラを買うなら、頑張ってちょっといい機種買うほうがいいと思います。中途半端に1,2万円ケチると、使わなくなって結局損するからです。

そして選ぶときの超大事な3つのポイント

  1. 5年以内の機種
  2. ミラーレスカメラ
  3. レンズを自分で買う

これはめちゃくちゃ大事です。この3つについて詳しく解説していきます。

5年以内の機種

スマホカメラの進化が目覚ましい一方、カメラの性能はここ数年落ち着いています。

もちろんオートフォーカスの速度など、細かく見ると着実に性能UPしていますが初心者にはなかなか実感しづらいと思います。

僕自身も4年前のα7Ⅲという機種をバリバリ使っています!

逆に5年以上前の機種だと初心者にもわかるぐらい性能が違うので、古すぎるカメラには要注意です。(特に店頭で探すと、店員さんに古い機種を勧められるということが多発します。在庫処理かな??)

正直、カメラの性能(主に画質)はここ数年大きな変化がないので、写真の出来を左右するのは、「カメラの性能」:「レンズ」:「編集」が1:1:1くらいだと思ってます。

だからカメラと同じくらいレンズ(と編集)が大事だと思います!!

型落ちのカメラ買って、その分をいいレンズ買うのに充てるのが一番正解かなと僕は思います!

※特に2022年は世界情勢の関係で、半導体供給が少なくなり新機種も潤沢に出てこない&価格が改訂されることを考えると、今が買い時かもしれません・・。

5年以内の機種じゃないとスマホカメラに負けるので、古い機種は避けよう。

ミラーレスと一眼レフ

ここ数年ずっと議論されてきたミラーレスと一眼レフ問題です。

正直ここ数年は新しい一眼レフがあまり出てないので先程の5年以内の機種を買うという意味でもミラーレスが無難です。

そもそもミラーレスと一眼レフの違いはかなり難しいです。初心者の方は説明されても分からなくて当たり前です。

というか2022年にわざわざ一眼レフを買う人は、そもそもミラーレスと一眼レフの意味が分かっている前提だと思います。

なんとなく店員さんに勧められるがままに一眼レフを買うのは一番買い方としてマズイです。

初心者には”間違いなく”ミラーレスが無難だと断言できます。ミラーレスのほうが小さく・写真の確認も楽なので、初心者向けだと思います。

(もちろん近年は多くのプロもミラーレスに移行しているので、一眼レフ=玄人というわけではありません。)

ミラーレスと一眼レフの違いは難しい。分からなければミラーレス買うのが無難な2022年

キットレンズだけ??

先程も述べましたが、一眼カメラはレンズが交換できるのが”キモ”です。

例えが古いですがレンズキットだけで満足するのは、Wii Sports同梱版を買って、他のソフトを買わないのと同じくらい勿体ないんです!!

写真の出来はレンズで大きく左右される!!

キットレンズは一見お得に見えるかもしれませんが、キットレンズだけで写真したらスグに飽きると思います。

一眼レフとキットレンズ同梱版を買って、半年経たずにタンスの肥やしにした人を今まで何人も見てきました・・。

ですので、最初から自分でレンズを選ぶことをオススメします。

どうしてもキットレンズが必要なときは、中古市場で買うことをオススメします。キットレンズは中古市場で玉数が多いですし、新品で必要なものでもないですから・・。(目安としてはレンズキットと本体との価格差が2万円を超えると、損しているかなと思います。)

どのレンズを選んだらいいのか分からない人は、とりあえず換算50mmF1.8くらいのレンズを買うといいです!標準レンズなんて呼ばれていますね。(APS-Cカメラでは35mm F1.8などと記載されています。)

レンズも奥深いので、また詳しく解説しようと思います。

上位機種との違いは

カメラ選びで難しいのが、上位機種との違い。

上位機種との違いは、ボタンやダイヤルの多さ、動画機能の充実です。

ボタンの少ない下位機種だと設定変更に何回かボタンを押す手間が必要だったり、同時押しする必要があります。ただ逆に言えばそれだけです。(もちろん使いこなせるようになると、欲しい機能が出てくるかもしれませんが)

初心者が使う基本性能に関してはどのカメラも大して変わらないので、同じ世代のカメラを比べるときは気にしなくていいと思います。

おすすめ機種

さていよいよおすすめ機種4選です。

SONY α6100

SONYは6000シリーズが新しいのでその辺りを買っておけば問題ないです。

α6100のいいところはオートフォーカスが速く、基本性能が高いことです。

α6000シリーズが難しいのが、ナンバリングです。第一世代がα6000, α6300, α6500です。これは5年くらい前の機種です。3桁目が大きい数字ほど性能が高いです。

そして第2世代がα6100, α6400, α6600です。これらが2,3年以内に発売された機種です。(素直に100→200→…→600なら分かりやすいのに。)

だから買うなら第2世代を買いましょう!!当たり前ですが、第2世代の方が性能がいいからです。(主にオートフォーカスの速さ)

α6100は第2世代では一番下位機種ですが、逆にコスパ抜群だと思います。

Fujifilm X-S10

概要でも説明しましたが、Fujifilmはなんと言っても色味が素晴らしい。編集せずカメラ側の設定でめちゃくちゃいい写真が撮れるのがミソです。

FujifilmではX-T3(ハイエンド)に始まる第4世代のカメラをオススメします。富士フィルムのカメラはオートフォーカス性能などで他メーカーに一歩遅れていました。ただ第4世代になってからは他社と遜色ないですし、Fujifilmの強みのフィルムシュミレーションも充実してきているからです。

第4世代のカメラは、X-T4, X-T3, X-T30 Ⅱ, X-T30, X-S10, X-E4です。

その中でも、完成度・コスパが高いのがX-S10です。中身が上位機種と一緒でかつ初心者にも優しい手ブレ補正付きです。

僕はX-E4というカメラを持っているのですが、サブ機でなければX-S10を買うつもりでした。

Canon EOS Kiss M2

CanonのKissシリーズは1993年のフィルムカメラ時代からの老舗シリーズ!入門機、ファミリー向けのCanon看板商品として君臨してます。

Kissシリーズは数も出る定番商品なので、圧倒的なコスパを誇ります。買って間違いなしの機種です。

気をつけることは、概要にも書いたようにCanonはマウント(レンズを変える接合部の規格)が沢山ありすぎて、このMシリーズの次機種がでるか怪しいところです。

またCanonはマウントだけでもEFマウント、Mマウント、Rマウントと3つあります。(それにフルサイズ・APS-C専用レンズも含めると実質5個もある)

だから時たまCanonのレンズを買ったのに持っているカメラに付かない!!ということが起こり得るのです。(実際に僕は3件ほど相談されたことがあります)

Nikon Z50

基本性能が高く、Nikonらしい堅牢性(防塵防水、落下に強いなど)が好きならNikon Z50もありだと思います。

兄弟機のZfcは見た目がレトロカメラチックで本当に可愛いです。

Nikonはモノがいいのに、後発だからか持っている人も少ないので、人とかぶるのが嫌だ!という人にもありかなと思います。

最後に

如何だったでしょうか?

2022年はカメラにとって困難な年になりそうです。半導体の供給がないので、新機種は望み薄。また既にα6400などの定番機種も受注停止になっていたりします。

だからこそ写真を始めるのに丁度よいタイミングかも知れません。これ以上カメラの値段は下がることはなさそうなので、『買い時』ということです。

ぜひ素晴らしいカメラライフを送ってください。

なにか困ったことがありましたら、SNSの方に気軽に質問いただいて結構です!

Profile - longisland3
粒の振る舞い, 自己増殖, そしてつながりと感情
Daichi Nagashima

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